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2006年2月 4日 (土)

お子様ランチ。

昨日の仕事=街角のゴミ箱、電車、電子ジャー&巨大ロボのラフデザイン、続いて○○○○の3面図。不思議な仕事だなあ、と思う。飽きないはずだ。

 聞けば、若手の方の中には小物のデザインを嫌がる向きがあるそう。面白いのに。
 小は割り箸から大は巨大宇宙船まで色々なものがデザインできるのは楽しみでもある。時に劇中の商品パッケージのデザインがあったりすると、調子に乗って色々画面では解らない遊びを入れたりして楽しむこともある。決して視聴者に解読出来る物ではないけど。

 「ケロロ軍曹」の作業もついに話数が3ケタに突入。自分にとって「クラッシュギア」シリーズを超える長期のおつき合いとなった(まあ88年から続いてるBB戦士は別格として)。スタッフの方々も、家族で楽しめる作品を作ろうという姿勢が好ましく、気持ちよく仕事をさせていただいている。クラッシュギアの時もそうだったが、そうやって出来上がった作品を我が家で家族一同で楽しむひとときは幸せな気分に浸れる。ありがたいことだ。劇場版の公開が待ち遠しい。

 子供向け作品を貶める表現に「お子様ランチ」という言葉がある。だが、これはお子様ランチというものを充分理解していない表現であり、誤用と言って良い。
 本来お子様ランチはレストラン等の調理師達が大人と同じ物を食べられない子供達のためにそれぞれ知恵を絞って考え出すもの、考え出すべきものだ。

 子供が残さず食べきれる量に出来る限りのバラエティと見栄え、栄養バランスに気を遣った料理、子供の目を楽しませるだけでなく安全性にも配慮した食器、お楽しみのデザート、時にはおまけの玩具・・・他にも考慮すべきことは多く、しかもこれだけ手間をかけた上に採算割れになることが殆どと聞く。

 「お子様ランチ」とはサービス精神の結晶だと私は思う。
 手前勝手な解釈で、自分好みの味付けのものを食べさせていい気になったり、採算ばかり気にしてちゃちなものを作ったり、見てくれやおまけの玩具ばかり喧伝した、料理の中身そっちのけのものを食わせて儲けようという姿勢はプロの調理師として恥ずべき事ではないか。

 「お子様ランチ」を作ることが恥ずべき事なのではない。「子供だましのお子様ランチ」を作ることが恥ずべき事なのだ。自戒も込めて。

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